副住職コラム⑦〜是非公式LINEから気軽にご連絡ください〜


お寺への連絡は、もっと気軽でいいと思うのです

2024年6月に善光寺公式LINEを開設してから、約二年が経ちました。

皆様のおかげで、2026年3月24日時点で、お友達登録は183人となりました。


善光寺門信徒の皆様に置かれましては、ここまで善光寺公式LINEを育てていただき、本当にありがたく思っております。心より御礼申し上げます。

※公式LINEは以下のURLまたはQRコードからご登録頂けます。ぜひご登録ください!
https://lin.ee/5Q18F37

本日は、その御礼とあわせて、あらためて一つお願いがございます。

これから初めて善光寺に連絡しようと考えておられる方も、
すでにご縁があり、法要や納骨、ご相談などでやりとりをしてくださっている方も、
是非善光寺公式LINEをどんどんご活用いただけましたら幸いです。


誰しもが気軽にお坊さんに相談できる社会にしたい

私は前々から、わりと本気で、誰しもがもっと気軽にお坊さんへ相談できる社会になった方がよいと思っています。

けれど現実には、どうもお坊さんというものは相談のハードルが高いと感じる方が多いようです。

たぶん、見た目でしょう。
まずお坊さんの姿が日常向きではありません。


それに、お寺という場所も、気軽に相談するには少し静かすぎます。
病院には行ける。美容院にも行ける。市役所にも行ける。
でもお寺には、用事がないと入りにくい。
そして、用事がある頃には、だいたい心が少し疲れている。

これは、あまり良いことではないなと思うのです。

本来、お寺もお坊さんも、
「困ってから命がけで訪ねる場所」ではなく、
「少し気になることを、もう少し早めに相談できる場所」
であった方がいい
と私は思っています。

だからこそ、私はLINEという入口を、もっと遠慮なく使ってほしいと思っています。

もちろん電話でもありがたいです。
お急ぎのご用件でしたら、お電話の方が早いこともあります。

ただ、こと「相談のしやすさ」に関しては、LINEにはかなりの強みがあると私は確信してます。


① 電話では言いにくいことも、LINEなら送れる

これは本当に大きいです。

お寺への相談というのは、要件だけ見れば単純でも、気持ちはそう単純ではありません。

葬儀の事前相談。法事のこと。納骨のこと。お仏壇のこと。お墓のこと。
あるいは、「こんなことを聞いてしまってよいのだろうか」ということ。

電話ですと、どうしてもその場で話をまとめる必要があります。


しかも相手がお坊さんだと、なぜか妙にちゃんと話さなければいけないと身構える方が多いそうです。


別にそんなことは全くないのですが、何となく気持ちは分かります。

その点、LINEでしたら、
「少し相談したいことがあります」
「法要について教えていただきたいです」
その一言で始めていただけます。

立派な文章である必要はありません。
起承転結も不要です。


むしろ仏事の相談に起承転結がありすぎると、それはそれで少し心配です。

まず一言送っていただければ、そこから一緒に整理していけます。


② 記録が残るので、あとで見返せる

これは現実的ですが、かなり大事です。

法要や納骨のご相談では、
何日の何時か。
場所はどこか。
何を持っていけばよいか。
服装はどうか。
お供えは何がよいか。

こうした確認事項が思った以上にあります。

電話で聞くと、その場では「なるほど、分かりました」となるのですが、
三日後には「何が分かったのだったか」となることがあります。


人はそういうものです。
私もそうです。

私も以前、市役所に息子の保育園の申し込みの手続きについて電話で確認したことがあるのですが、数日後には驚くほど綺麗に忘れました。
あれだけ「はい、はい、なるほど」と、分かったような声を出していたにもかかわらず、三日後には、何が「なるほど」だったのかさっぱり分からない。


人間の記憶というのは、なかなか頼もしくありません。

法要や納骨のことも同じで、その場では分かったつもりでも、例えば数日後に「11時だったか、11時半だったか」と記憶がふわっとすることがあります。
だからこそ、後から見返せるLINEは、とても便利なツールだと思います。

LINEであれば、やりとりがそのまま文字情報として残ります。
ご家族にも共有しやすい。
あとから落ち着いて確認できる。
これは、皆様にとって非常に大きなメリットだと思います。


③ 私たちも、落ち着いて正確に皆様へお返事しやすい

これも実はとても大切なところです。

お寺は、なんとなくいつも静かで、いつ行っても人がいて、しかもすぐ電話に出られそうな雰囲気がありますが、そんなこともありません。

お勤めの最中、来客対応中、移動中ということもあります。

月2回ぐらいのタイミングでお休みをいただいている事もあります。


つまり、「電話に出る」という一点において、お坊さんは案外ふつうの社会人の方と一緒で、その場ですぐに出られないケースもたまにあります。

LINEでしたら、内容を確認したうえで、予定表も見て、必要なことを整理してから、落ち着いてお返事できます。

つまり、LINEは「雑な連絡手段」ではなく、丁寧にご対応するための非常に便利な道具でもあるのです。

電話より、きちんと確認して返せるLINEの方が、結果として皆様にとって親切な形でお返事ができるかと思います。


④ 小さなことほど、LINEで聞いてほしい

私は、これが一番大事だと思っています。

「服装は平服でよいですか」
「子ども連れでも大丈夫ですか」
「お供えは何を持っていけばよいですか」
「まだ何も決まっていないのですが、相談してよいですか」

こういうことこそ、是非遠慮なく送っていただきたいと私は思っています。

大きな悩みというのは、たいてい小さな不安の集まりです。
そしてその小さな不安は、誰かに一言聞ければ済むことが多い。

けれど、お寺相手だと、その一言がなかなか送れない方が多いそうです。
しかしLINEくらいは、もっと軽く使っていただきたいのです。

たとえばみなさんが友達に連絡する時、
皆様は毎回、
「前略、春暖の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
とは送らないはずです。

たぶん、
「今ちょっと聞いていい?」
くらいから始まると思います。

善光寺公式LINEも、このような感じで大丈夫です。

「少し仏教の相談したいです」
「法要のことで聞きたいです」
「まだ決まってないのですが、葬儀のことを前もって相談してもいいですか」

これくらいの温度感で十分です。

「こんなこと聞いていいですか」と聞くために、まず勇気が要る。

この構造は、できるだけ早く終わらせた方がよいと思っています。


⑤ 「まだお願いすると決めていない」段階でも大丈夫です

これも、気にされる方がとても多いです。


正式にお願いすると決まってからでないと連絡してはいけない、と思われる方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。

むしろ、まだ迷っている段階、まだ頭の中が「?」でいっぱいの段階でご相談いただけた方が、話はずっとスムーズです。

何が必要なのか。
何から考えればいいのか。

こうしたことは、早めに少し分かるだけでも、気持ちがかなり楽になると思います。

仏事というのは、何度も経験して慣れている方のほうが、むしろ少数派です。
たいていの方にとっては、人生でそう何回もあることではありません。

ですから、分からないことがあるのは当然ですので、その都度お気軽にご連絡ください。


まとめ

善光寺公式LINEでは、基本的にどのようなご連絡でも承っております。

法要、納骨、葬儀の事前相談など、
「こんなこと聞いていいのかな」と思うことほど、どうぞ遠慮なくお送りください。

法要のご相談、納骨のこと、持ち物の確認、日程のご相談、仏事についてのご質問、そのほか「これを聞いていいのか分からない」というようなことでも構いません。

文章がまとまっていなくても大丈夫です。
短いメッセージでも問題ありません。
まずは一言、お送りください。

私は、誰もがお坊さんに相談することが、もっと自然で、もっと普通のことになる社会の方がよいと思っています。

善光寺の公式LINEが、そのための小さな入口になれば、これほどありがたいことはありません。

どうぞお気軽にご活用ください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

善光寺 副住職